古川和男範士が東海第四高等学校在任中、インターハイ、国体等での上位進出校監督としての指導力は周知の通りであります。特に将来に伸びる本格的剣道指導で定評がある指導者です。今回の全日本選抜剣道八段優勝大会で愛弟子の栄花直輝八段が初優勝の栄冠に輝きました。古川和男範士もこの大会で優勝しており、師弟での優勝は、これが最初で最後と考えられます。昨年、韓国仁川で開催された第17回世界剣道選手権大会では、教え子の安藤翔選手が個人優勝を果たしており、これまた栄花直輝、安藤翔と二人の世界チャンピオンを育てたことになります。一流指導者招聘・古川和男範士には、高校の強化拠点校(指定校・推進校)の指導者・選手、中学校の強化指定選手等を年間6回に亘って指導して頂きます。国民スポーツ大会佐賀大会を契機として、佐賀県剣道界の更なる充実発展を期してお互い精進していきましょう。
佐剣連副会長兼理事長 寺崎邦朗