将棋界では、加藤一二三九段(78歳)の最年少七段の記録を塗り替えた藤井聡太棋士が脚光を浴びています。最年少(15歳9ヶ月)で将棋七段に昇段した藤井聡太棋士は、船江恒平六段(31歳)との対局後、次のように述べています。「ここまで早いペースで昇段できるとは思わなかった。一局一局に全力で打ち込んできたので嬉しい。」このことは、剣道に目を転じれば、「一本一本に全力で集中しろ!」ということでしょう。葉隠聞書では、「端的只今」と教えています。よくよく吟味して修行しましょう。
佐剣連副会長兼理事長 寺崎邦朗