葉隠
TOP > 剣道5段以下審査会

剣道5段以下審査会

写真

剣道5段以下審査会を6月18日(日)、高志館高校体育館で実施しました。受審者、審査員が真摯に取り組む姿勢は緊張感に満ちた剣道審査会でした。外来スポーツとは一線を画した日本伝統運動文化としての面目躍如です。籏崎正允学科主任及び江島良介実技・日本剣道形審査主任から講評をいただきました。
【学科】
籏崎正允学科主任からは、人の話を良く聞く、問題をよく読む、出ばなとはどの様な状況か、字を丁寧に書く等、先ず一般的な留意事項を指導され、次に各段ごとの指導事項の説明がありました。初段は、剣道を始めた動機、きっかけの記述内容でした。親や兄弟が剣道をしており、それがきっかけで剣道を始めた人が殆どのようでした。2段の残心については打突後の気構え、身構えに加えて有効打突の要件であることも記述する必要が有ります。打突の好機についても箇条書きに記述するに止まらずその状況を詳述する必要が有ります。3段の礼儀を大切にする理由は、武道として人間として相手を敬い、感謝の気持ちを持って生活することの重要性を剣道の修錬を通して学ぶことが大切です。4・5段は、指導者として、審判員としての心構えについて良く理解して記述してある旨の評価をいただきました。また、全剣連のオンラインショッピングで「剣窓」や「剣道試合・審判規則」、「剣道試合・審判・運営要領の手引き」を購入してしっかり勉強するようにとの要望がありました。
【実技・日本剣道形】
江島良介実技・日本剣道形審査主任からは、正しい着装については、着装後に鏡を見る習慣をつけること、剣道衣・袴は審査会には最高の剣道衣・袴、剣道具で臨むこと等の審査に臨む基本姿勢について先ず指導されました。また、面紐の結ぶ位置が高すぎるので面が外れやすい傾向にあるので気をつけるようにとの注意がありました。4・5段の高齢の受審者で回転胴を打っている人がいたが、目線が相手から逸れているので修正するようにと厳しく指導されました。
日本剣道形については、打太刀と仕太刀の関係、小太刀の置き方、打突部位を確実に打つこと、2本目の小手の打突位置が高い、4本目の右肺を突いた後の頭の位置、方向に留意する。機を見て打つ、入り身になろうとするところを打つ等について「日本剣道形解説書」を熟読して勉強するようにと要望されました。
審査会を契機として益々稽古精進されるよう希望します。そして周りの人に剣道の良さをアピールして下さい。

佐剣連副会長兼理事長 寺崎邦朗

ページ上部へ


サイトマップアクセスマップお問い合わせプライバシーポリシー

佐賀県剣道連盟
〒849-0923 佐賀県佐賀市日の出2-1-11 佐賀県スポーツ会館内 TEL:0952-33-7184 FAX:0952-20-9888
メールアドレス:sakenren@soleil.ocn.ne.jp
Copyright(c) 2008 SAGA Kendo Federation. All Rights Reserved.